鍼灸新潟

⌦ 会長あいさつ

鍼灸新潟の紹介を兼ねて、ご挨拶申し上げます。

当会は臨床と学術の研究を根幹とし、心技体の研鑽、人間性の向上、
さらには新潟県の鍼灸医療の普及に貢献することを目指します。

東洋医学には、「未病」という、半分健康・半分病気の状態を指す概念があります。
今の日本は、長期にわたる景気の後退、将来の不透明感など不安材料が多く、心が乱れ自然治癒の力を十分発揮できない未病の状態の人が増えているように思われます。
また、医療の分野では、「病気をみて患者をみない」といわれる診療のありかたが問題になっています。

こうした社会状況に照らして鍼灸医療の将来を考えるとき、人と人との対話を重視する「オーダーメイド医療」としての側面が重要になってくると思います。
さらに、増加傾向にある心の病についても、「心身一如=体が整うと心が整う」と考える鍼灸医療ならではのアプローチの方法があると思います。

このように、病気になってからの治療だけでなく、健康を保つ予防医学として大きな力を発揮する鍼灸にたずさわる者として、また医療人として、地元新潟という小さな枠からではありますが、社会に貢献していきたいと思っています。

当会は、まだ新しく実績などはありませんが、志を同じくする、より多くの先生方に参加していただき、新潟県の鍼灸業界発展のため、お力添えをいただければ幸いです。

有志のご参加・お力添えをお待ち申し上げる次第です。

鍼灸新潟 会長 浦邉 茂郎

新潟